晩夏の奥多摩

(21.[.2004)

参加者 Genka、ペプチドグリカンA、テネ


8月も下旬になると山には花も少なくなり、

夏の甲虫の姿は少なくなります。

かわって秋の甲虫が活動を始めます。

今回はイッシキキモンカミキリを狙って

奥多摩を訪れました

(デジカメ修理中のため携帯電話のカメラで撮影しております。)


奥多摩駅に到着してバスを待ちます。

駅には前夜に飛来したガが多数いました。

20040821okutama01.jpg

キバラケンモンというガです。

これのみ採集してバスに乗りました。

バスに揺られること20分、林道のやや手前に着きました。

天候はくもり、気温はここ数日に比べやや低めです。

林道に行く途中の伐採木置き場にキマワリの姿を発見

20040821okutama02.jpg

急斜面にもかかわらずテネが降りて行きました。

林道入り口に到着し、まずは一気に終点を目指します。

途中でヤマグワがあれば葉を見て、

イッシキキモンカミキリの食痕がないか探します。

たくさん食痕がある場所を2ヶ所発見できました。

2時間くらいで終点に到着し、今年4月にGenkaが設置した

材トラップを回収します。

水分が抜けてなくてかなりの重量です。

それから林道を下り、イッシキキモンカミキリの食痕が多かった所を目指します。

まず、1ヶ所目に到着、荷物を降ろして採集開始です。

イッシキキモンカミキリは、木の梢の若葉に飛来します。

そして、葉脈の部分をかじります。

食痕を目安に成虫の姿を探し、網ですくいます。

この場所では2♂採集しました。

20040821okutama03.jpg

これは、荷物に染み込んだ汗を吸いに来た

キンモンガです。

しばらくして天気が悪くなってきたので、次の場所を目指します。

20分くらいで到着し、探索を開始します。

ここは林道の中でもヤマグワがかなり多く、

木の高さも低いので探しやすいポイントです。

ここでは1時間ほどで4♂2♀採集しました。

1♀はなぜか地面に落ちているのをペプAが発見し、採集。

残りは若葉を網ですくって採集しました。

20040821okutama04.jpg

これは♀個体です。

♂よりずっと大きく太いです。

さらに天気が悪くなってきたので、バス停にもどることにしました。

バス停でバスを待つ間、周辺を探索していると、

路上にヒモのようなものが落ちているのが見えました。

20040821okutama05.jpg

ヤマカガシでした。

ついさっき死んだようでした。


今回は目的のイッシキキモンカミキリを多数採集できました。

このカミキリはヤマグワの若葉に集まるという習性があり、

その近くにヌルデ(幼虫の食樹)があれば

成虫が飛来する確率はかなり高いです。

目的の昆虫に出会うためには、

まずその習性を調べることが大事です。

習性がわかれば出会う確率はぐんと高まります。



By Genka



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