晩夏の奥多摩
(21.[.2004)
参加者 Genka、ペプチドグリカンA、テネ
8月も下旬になると山には花も少なくなり、
夏の甲虫の姿は少なくなります。
かわって秋の甲虫が活動を始めます。
今回はイッシキキモンカミキリを狙って
奥多摩を訪れました
(デジカメ修理中のため携帯電話のカメラで撮影しております。)
奥多摩駅に到着してバスを待ちます。
駅には前夜に飛来したガが多数いました。
キバラケンモンというガです。
これのみ採集してバスに乗りました。
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バスに揺られること20分、林道のやや手前に着きました。
天候はくもり、気温はここ数日に比べやや低めです。
林道に行く途中の伐採木置き場にキマワリの姿を発見
急斜面にもかかわらずテネが降りて行きました。
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林道入り口に到着し、まずは一気に終点を目指します。
途中でヤマグワがあれば葉を見て、
イッシキキモンカミキリの食痕がないか探します。
たくさん食痕がある場所を2ヶ所発見できました。
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2時間くらいで終点に到着し、今年4月にGenkaが設置した
材トラップを回収します。
水分が抜けてなくてかなりの重量です。
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それから林道を下り、イッシキキモンカミキリの食痕が多かった所を目指します。
まず、1ヶ所目に到着、荷物を降ろして採集開始です。
イッシキキモンカミキリは、木の梢の若葉に飛来します。
そして、葉脈の部分をかじります。
食痕を目安に成虫の姿を探し、網ですくいます。
この場所では2♂採集しました。
これは、荷物に染み込んだ汗を吸いに来た
キンモンガです。
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しばらくして天気が悪くなってきたので、次の場所を目指します。
20分くらいで到着し、探索を開始します。
ここは林道の中でもヤマグワがかなり多く、
木の高さも低いので探しやすいポイントです。
ここでは1時間ほどで4♂2♀採集しました。
1♀はなぜか地面に落ちているのをペプAが発見し、採集。
残りは若葉を網ですくって採集しました。
これは♀個体です。
♂よりずっと大きく太いです。
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さらに天気が悪くなってきたので、バス停にもどることにしました。
バス停でバスを待つ間、周辺を探索していると、
路上にヒモのようなものが落ちているのが見えました。
ヤマカガシでした。
ついさっき死んだようでした。
今回は目的のイッシキキモンカミキリを多数採集できました。
このカミキリはヤマグワの若葉に集まるという習性があり、
その近くにヌルデ(幼虫の食樹)があれば
成虫が飛来する確率はかなり高いです。
目的の昆虫に出会うためには、
まずその習性を調べることが大事です。
習性がわかれば出会う確率はぐんと高まります。
By Genka
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