武尊山
(18〜19.Z.2004)
参加者 K.Y、DAI、Genka、OBのK氏
カミキリムシの中にはハチのような姿をしているグループがいくつかあります。
そのひとつ、ホソコバネカミキリの仲間が今回の目的です。
属名Necydalis(ネキダリス)を短縮して「ネキ」と呼ばれます。
硬い前翅が短縮しているために透明な後翅が露出しています。
そのために細長いアメバチの仲間にそっくりです。
初心者でも採集できるという山で今回は探します。
道路が混んでいたため、18日の昼過ぎに現地に到着しました。
温泉に入ったあと、付近を探索します。
イケマの花にはたくさんのキバネセセリがいました。
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暗くなる前に山に戻り、
灯火採集のために白幕を張りました。
幕のそばで酒を飲みながら虫が飛来するのを待ちます。
しかし、気温が低く、虫の集まりは悪かったです。
ムラサキトビケラ、ミヤマクワガタなどが少数飛来しました。
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翌日早朝、目的の虫を探すべく、登山道を進みます。
武尊山ではオオホソコバネカミキリとクロホソコバネカミキリが生息しています。
日中にブナの立ち枯れに飛来し、交尾・産卵をします。
そのためまずは林内の明るい場所を目安にして立ち枯れを探します。
立ち枯れやキノコなどを見ると、いろんな甲虫がいます。
ツヤハダクワガタやオオキノコムシが見つかりました。
何本か良い立ち枯れが見つかったので、じっと眺めていると
上の方で歩き回っている虫がいます
中央に見える虫、一見ハチのように見えますが
動きはぎこちなく、カミキリムシのようです。
網で慎重にすくって、確認します。
オオホソコバネカミキリです
活発ですぐに飛ぼうとします
このあと、オオホソコバネカミキリは数匹見つけることができました。
クロホソコバネカミキリは見つけられませんでした。
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9時ごろ、時間もないので車に戻り、帰途につきました。
帰り道の途中にミドリシジミが縄張り争いをしている所があり、
撮影を試みました。
♂2匹が互いに相手を追いかけてグルグル回り、
人が近づいてもなかなか逃げません。
片方が逃げると、縄張りの中の見晴らしのよい場所に戻ります。
ゆっくり撮影した後、渋滞を避けるために東京へ車を急がせました。
今回は滞在時間が短いという制限の中でも
目的のオオホソコバネカミキリを見つけることができました。
これが初心者でも見つけられる有名採集地のすごさなのでしょう。
最後になりましたが、現地での案内・灯火セットの準備など
いろいろお世話になりましたOBのK氏に感謝いたします。
By Genka
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