山梨長野埼玉ドライブ
(9〜10.Z.2004)
参加者 Genka、ペプチドグリカンA
カミキリムシを採集する人なら
必ず一度は訪れる場所が長野県にあります。
(逆に言えば1度しか行かないという人も多いです)
日本中でただ1ヶ所、とある珍しいカミキリムシが
毎年必ず採れるのです。
カミキリムシ採集者のはしくれとして
大学生協で一番安いマーチに乗って行ってきました。
大学を出発して夜の甲州街道を進みます。
ブレーキが利かなくなって途中休憩した所の外灯で
ペプAがミヤマカミキリを採集。
その後は順調に進んで山梨県に突入。
長野県を目前にして突然の雷雨で前方5mが見えなくなり
コンビニでしばし休憩。
雨が止んで出発し、次のコンビニで休憩。
Genkaがヒゲナガモモブトカミキリを採集。
というように休憩ばかりしてたので
目的地に着いたのは10日午前2時。
車の中で夜明けを待ちます。
夜明けとともにGenkaが起床し、活動開始。
低木の葉を見てまわりますが前日の雷雨で気温が下がっているため
目的のカミキリの姿はありません。
目視探索をあきらめ、ビーティングネットを使うことに。
3回くらい叩いた所で何か虫が落ちました。
これが、目的のアカムネハナカミキリです。
触角が短く体の幅が広いので♀です。
これなら次も簡単に見つかるだろうと思いましたが
1時間くらいやっても見つかりません。
葉の裏に触角が見えたのでのぞいてみると
残念ながらヌバタマハナカミキリでした。
もうやめようかと思ったその時、また虫が落ちました。
今度は♂です。♀より触角が長く体が細いです。
貴重なカミキリムシなので1ペア採れば十分です。
ペプAを起こして周囲を探索します。
ヒメシジミが朝日を浴びていました。
甲虫が少ないので三国峠に向かい、
埼玉から大学に戻ることにしました。
三国峠への道は長野側は舗装されていて
軽快に登って行きます。
ノリウツギはあと数日で咲き始めるという状態でした。
かわりにショウマ類が咲いていて、ピドニアと呼ばれる
ヒメハナカミキリ類が群がっていました。
三国峠を越えて埼玉県に入ると舗装がなくなり
小石だらけの中津川林道を下って行きます。
埼玉側でもやはりノリウツギは咲いていません。
雨が降っていないため路面は乾燥し、
チョウの姿もありません。
かなり下った所で、1株だけ咲いている
ノリウツギを発見しました。
花が少ないときには、周辺の虫がその花に集中します。
このノリウツギでは、ハナカミキリ類がハエのように
次から次へと飛んで来ていました。
ここで30分ほど花すくいをすることにしました。
網から落ちたオオトラフコガネ♀です。
ひとすくいで100匹ほどのカミキリムシが網に入るため
あわてふためくカミキリムシたちを選別するのは一苦労です。
この花で一番のカミキリムシは、キベリカタビロハナカミキリです。
♀が1匹だけ網に入っていました。
時間も迫ってきたので移動することにしました。
今度花があったら止まろうと思ってましたが、
あのノリウツギ以外はすべて蕾の状態でした。
日当たりのよい場所に出て、チョウの姿が目に入りました。
車を止めて採集です。
コムラサキを捕まえました。
手の汗を吸っています。
しばらくこの状態で待つと
翅を開閉するようになりました。
見る角度により紫色が現われたり消えたりします。
しばらくするとどこかへ飛んで行きました。
そこでまた車に戻り、先へ進みます。
道端に伐採木があり、車で通過しようとした時に
青い物体が伐採木についているのが見えました。
車から降りたペプAが見てみると
ペプAが初めて見るルリボシカミキリでした。
逃げられないように慎重に採集してます。
2匹のルリボシカミキリを採集して、また先に進みます。
伐採木置き場(土場といいます)を発見して車を止めます。
一見虫がいないように見えましたが
丹念に探すと見つかりました。
左はキイロトラカミキリ、右はキスジトラカミキリです。
他にルリボシカミキリ、アカハナカミキリも見られました。
また先に進むと林道が終わってしまい、
秩父を通って農工大に戻りました。
今回は念願のアカムネハナカミキリとルリボシカミキリが見られて
おまけにキベリカタビロハナカミキリまで採れてしまってラッキーでした。
来週もう1度、三国峠に行ってキベリカタビロハナカミキリの生態写真を撮りたいです。
By Genka
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