初夏の高尾散策

(4.Z.2004)

参加者 Genka、K山、TAGAWA、テネ


梅雨なのに晴天が続いています。初夏のチョウを主目的に、

他にもいろんな甲虫が見られるだろうと思い、

4人で高尾に行ってきました。


雨が降っていないために道が乾燥しています。

経験上、道が乾燥してしまうと昆虫が少なくなります。

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チョウはカラスアゲハを1度見ただけで、それ以外姿を現しません。

チョウが寄ってくる花もなく、水溜りにもチョウの姿はありませんでした。

一方甲虫は探せばなんとか見つかるものです。

背の低いノリウツギが満開で、甲虫が群がっていました。

その近くには伐採木が少しだけ積まれていました。

離れていてもすぐわかる、青い物体が動きました。

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ルリボシカミキリです。

10匹くらい見られました。

他にはキマワリなどが少数いました。

しばらくしてモミの切り株が転がっている所に出ました。

すかさずひっくり返します。

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切り株の下にはアリが巣を作っていることがあり、

その中に住んでいるアリヅカムシという微小甲虫を探します。

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切り株をひっくり返すとアリが慌てふためいて逃げ回ります。

その中から、アリと同じくらいの大きさで赤っぽい甲虫を探します。

この写真には写ってませんが、この場で数匹のアリヅカムシを得ました。

林道を歩いて行きますが一向にチョウは現われません。

葉の上に光るものを見つけ近寄ってみると、

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ヒメスジコガネでした。

帰り道にはこんなものが落ちていました。

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こんなに大きなミミズは初めてで思わず撮影してしまいました。

最後になりましたが、変な虫をご覧ください。

20040704takao07.jpg

ツマグロオオヨコバイなのですが、上翅がありません。

腹も通常よりかなり短いです。

偶然網に入ったものですが、今まで生きていたのが不思議なくらいです。


今回は目的のチョウがほとんど見られず、残念な結果となりました。

生きたアリヅカムシを初めて見た3人は、その小ささに驚きました。

目的の虫がいないときは普段見ない虫に焦点を当ててみるのも良いかもしれません。

次はチョウがたくさん見られるといいですね。



By Genka



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