神奈川某所
（７，１６.Ⅸ.２００３）
Genka単独出撃
数年前から、神奈川県の一部で発生し続けているアカボシゴマダラ。
日本では本来奄美にしかいないはず。
大陸産の個体を何者かが放蝶したのが原因だといわれている。
一度見てみたいと思い、現地へ向かった。
第１弾 2003/9/7
休日ということもあり、採集者が多く、アカボシゴマダラは見つからず。
しかたなく、目に付いた昆虫を写真に撮ってみることに。
オスグロトモエ。弱っていたのか、地面に落ちていました。
ヒカゲチョウ。エアコンの室外機の上にいました。
ムラサキツバメ。近年北上して分布を拡大しています。
結局、今回はアカボシゴマダラは見られませんでした。
第2弾 2003/9/16
すでに現地でアカボシゴマダラを採った部員のなかはらから情報を得て再挑戦。
エノキを見ていたら、アオマツムシが隠れているのを発見。
コミスジ発見。食草のクズもたくさんありました。
しばらく歩くと、ちょうどいい高さのエノキを発見。
あれ、そのすぐ近くで、縞模様の蝶が飛んでいる。
赤い紋がある。アカボシゴマダラだ。
狙い定めて網を振る。２度失敗した後、３度目でネットイン。
ゴマダラチョウもいました。腹が卵でいっぱいでした。
これは逃がしました。アカボシゴマダラに負けずがんばれ。
目的の蝶を採集できたので、あとは余裕を持って写真撮影。
ハグルマトモエ。
画像が悪いですが、何が隠れているでしょうか？
樹液に来ていたキタテハとモンスズメバチ。
ゴマダラチョウも来ました。
今回は目的を達成できました。でも、その後いろいろ考えてしまいました。
やっぱり南国の蝶が神奈川の空を飛んでいるのはどこか変です。
在来のゴマダラチョウにとっても、新たな競争相手が急に出現したことになります。
人間の身勝手で地域の自然のバランスを乱してしまっていいのでしょうか？
By Genka
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